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Schreiber 5091 #2455□
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東京都在住であるM氏所有のシュライバーとヘッケルボーカルCC1をオーバーホール致しました。小生からは修理内容をお知らせしたいと思いますが、詳細についてはM氏がバスーン♪の杜に記録されましたので、宜しければ、此方をご覧ください。

『修理内容』

弊工房SOコースを基礎値としました。
分解掃除とグリスアップ(キーノイズやガタの除去)
キィー及びキィーポストのAgメッキ仕上げ
管体胴輪(テナー、ダブル、ベル)研磨仕上げ
部品交換(全タンポ、全キィーコルク・フェルト交換)
部品交換(スプリングの交換及び修復)
塗装修正(テナージョイントのMount角の剥げ、表面研磨)
U字管コルク交換
全体バランス調整とタッチ感の調整
音孔上面調整と表面処理
ストラップリング止めネジ摩滅の為、交換
貫通連絡棒不適の為、2本交換
Heckel CC1修理(割れ修理、Agメッキ、コルク巻)
タンポのネチャ付き防止(上記SOコースに組込み)
ハンドレスト軸の適正化(軸取外し、新規軸装着、止めピン打ち)
Heckel CC1使用で、A=441-442Hzを可能にする。
最低音D2の音程と音色の改善。(高めになり、音の抜けが悪い)
最低音部(E2より下)の楽器の鳴りの改善
強く息を吹き込むとC#3の音程が下がることがある。

他の修理写真はこちら
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by hiroshi_kenmochi | 2007-03-28 18:30 | 近況
Moosmann 500 pro #408□
留学中(グスタボ・ヌネッツ教授師事)で名古屋在住のIさん所有のモースマンを修理しました。パリオペラ座Fg首席ローランド・ルフェーブル氏がモースマンを使っている事は広く知られています。ベルント・モースマン氏も知り合いなので、修理の際、身が引締まりました。(汗) 
『修理内容』
弊工房LMコースを基準
キーノイズ除去やガタの適正化とグリスアップ
部品交換(損傷タンポ、損傷キィーコルク・フェルト交換)
全タンポ息洩れチェックとタンポ合わせ調整(交換も含む)
全ローラー部品のノイズ解消と動きの改善(オイリング)
全体バランス調整とタッチ感及び操作性の調整
全体スプリングのテンション調整とキイーの固着解消
High E,Eb key のキイー溝改造
Cis key へ廻り止め木ネジ打ち込み
全タンポ開きの調整
ジョイント嵌合 コルクから糸に交換(3箇所)
U字管の脱着調整
鳴りの復元と音程調整
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by hiroshi_kenmochi | 2007-03-27 10:30 | 近況
Heckel 15164/3
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アンサンブルK沢のY氏がご来工くださりました。今回の主な目的はハンドレスト改良を中心とした右手の負荷の軽減でした。症状としてはB♭キイを押さえるには親指を不自然に反らすように曲げねばならない。Fisキイを押そうとすると行き過ぎてAsキイを押してしまう。従って右手をハンドレストから浮かして少しテナージョイント寄りを持っている状態でした。此れに対処べく、Y氏専用のKBWハンドレストを製作し、右手の位置関係を改善しました。また、右手親指Bbキィーの根元が高い(ローラーキィーに時折見られる)為にEキィーからの移行がスムーズで無い状況も有り、キィー角度や形状を変更する事でこれらを加えて右手全体の操作性を改善しました。(写真は改善前のヘッケルオリジナルです。)
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by hiroshi_kenmochi | 2007-03-19 14:25
Heckel #619□
千葉県にご在住のS氏よりのご依頼でオールドヘッケルを改良する事になりました。弊工房LMコースを基準にキーノイズの除去やガタの適正化、全体グリスアップ、全タンポ息洩れチェックとタンポ合わせ(交換も含む)、全体バランス調整を実施しました。その他のご要望として、1)PPキーがやや低いので適正にしたい。(押さえたときに深く感じる)2)全体の発音性向上と音のレスポンスを改善したい。3)E2、F2が低目なので緩和したい。の3点でした。特に3)のE2は低いと言うよりもつぼが無く、音程の定まらない不安定な状況でした。原因は音孔パイプの不適切な内面形状に有りましたが、修正を加える事で格段に改善され、S氏も喜ばれました。将来的には適切なパイプに入替える事をお勧めしたいですが、限られたご予算ですので、理想はありますが、暫くはこれでお願いする事にしました。
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by hiroshi_kenmochi | 2007-03-10 18:25 | 近況
Heckel No.1236□/5
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東京都在住のH氏より弊工房SRコースをベースに、吹奏感や音程の改善、塗装の部分修正等を主なテーマとして修理依頼を受けました。ヘッケル12000番シリーズは抵抗感や音の弾力に特徴があると言われていますが、H氏の場合は“吹奏感の重さ”に悩みを持たれていました。また、ダブル(ブーツ)ジョイントの底部の腐りについてもご相談を受けましたが、既に前修理者による補修がなされておりましたので、この部分は点検のみと致しました。部分塗装については油分(シリコン系?)や汚れ等が木地に深く浸透していた事や、前修理の際に選択された油性塗料の含浸が強い事にも問題があった様で、幾度と無くやり直して補修しました。色の配合や部分塗装の難しさをH氏の修理で改めて痛感した次第です。

修理内容の詳細です。
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by hiroshi_kenmochi | 2007-03-03 18:00 | 近況