<   2006年 05月 ( 8 )   > この月の画像一覧
Fox #2193□
静岡市在住のYさん(刈谷市民オケ)が来工!メンテナンスが主な目的でしたが、低音部が高くなる問題など、カスタマイジングも盛り込んで暫くお預かりして対応しました。全長に対する音孔位置の配分を少し変化させる事で低音の鳴りを豊かに導いて、低音の座りを良くしました。
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by hiroshi_kenmochi | 2006-05-29 10:00 | 近況
岐阜県のある中学校備品 Shreiber #2954□
『低音が全く鳴らなくなった!』との事で急遽、修理する事になりました。何らかの原因でLow D Pad key post に衝撃が加わり、Key post が管体木部から 脱落寸前(捥ぎ取られる状態)になった事によるキィーのズレと変形が原因で息漏れが発生して鳴らなくなった(激しい息漏れ)。遠因としては連絡バランスの不具合、タンポの革質の劣化やズレによるものでした。
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by hiroshi_kenmochi | 2006-05-24 10:10 | 近況
Adler #1502□
愛知県**高校のF教諭からのご依頼でAdler #1502□を修理しました。使っている生徒がとても熱心にファゴットを勉強していると伺い、微力ながら一人でも多くのファゴッティストを増やしたいとの願いから、バランス調整、音の調整など心を込めて修理致しました。この生徒が世界に羽ばたくのを夢見て・・・・
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by hiroshi_kenmochi | 2006-05-17 10:00 | 近況
Doppel Roher Excellent #221□
Sさん(名古屋市在住/フリーランスH女史師事)所有のDoppel Roher Excellent を全体調整致しましたが、左手薬指D音孔パイプの接着不良が認められ、激しく息漏れがしていました。パイプ(チューブ)からの息漏れについては状態によってどの楽器にも可能性があります。でも新しい楽器だった事も有り、少々驚きました。ファゴットはやはり基本性能が大切ですね。しかし調整後は良く鳴る楽器になりました。この楽器のコストパフォーマンスが抜群ですね。
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by hiroshi_kenmochi | 2006-05-10 10:00 | 近況
Moosmann 450 #525□
M氏教授より、右手指3本加えたD3(Wiener Preger Griff)の抜けの改善と、右手親指E~ Fisの操作改良を受けましたが、この指での音質や音程、加えて音抜けなど、技術工学的には様々に難しい部分を持っています。しかし、このfingeringはBasic technique であり、ご用命に技術者としてお応えする必要がありました。 それでは、このWiener Preger Griffについて以下に抜粋を紹介します。
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【This fingering generally referred to as long or resonance D3 and is used to increase resonance, and to facilitate wide interval slurs up to D3. The pitch is usually sharp and the tone strident. Same bassoons require the use of this fingering to play D3. The whisper key may be used to lower the pitch or left on whenever technically convenient.】
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by hiroshi_kenmochi | 2006-05-07 10:00 | 近況
Heckel S-Bogen C1S & C1G
Manfred殿から総銀製C1S1本とAuメッキのC1G2本の音改造とコルク巻き直しを依頼された。総銀製C1Sは音の芯を拡充の為、複数の表面処理と内径分布を変化させた。HeckelオリジナルAuメッキC1Gはメッキ浮きや剥がれがあった為、その修復と吹奏感を主とした改造を行った。もう一本のC1Gは既に国内でAuメッキが施されていたが、音改良の為に膜圧を変え、再メッキを行うと共に内径分布を変化させた。またこのボーカルはピッチについてもご要望が有った為、Tip形状の調整も行った。
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                改良図は概要
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by hiroshi_kenmochi | 2006-05-05 10:10 | 近況
Super Bocal PN1 形状変更
Mr.DulcianからSuper Bocal PN1のベント変更と音質改良を依頼を受けカスタマイズした。ノーマルベント(写真下)からフラッハベント(写真上)への変更は金属の皺や潰れを注意しながら行い、内径分布の変更についてはSuper Bocalの生みの親として複雑な思いがあったが、オリジナルよりも調和の取れた音質になり、新たなフォルムが創造でき有意義な改良でした。氏からは引続きPN1.5のカスタマイズも依頼が有って、今回の経験を生かし、近々に作業を進める予定でいる。
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by hiroshi_kenmochi | 2006-05-05 10:10 | 近況
Heckel S-Bogen CC1
九州在住のフリーランスS氏からお弟子所有のボーカルについて修復依頼を受けました。事故で酷く折れ曲がってしまったので買換えも検討されたとの事でしたが、柔らかく上質な音質と心地良い吹奏感を持っていたボーカルなので、修復が可能であれば是非お願いしたいとのご要望でした。Tipから250mmほど行った部分と出口開口部から35mmほどのところが実に酷く折れ曲がっていて、当初は困難かと思われましたが、内径形状の復元やら母材の硬度等々を工夫した結果、上々に復元が出来、試奏評価も良く大変喜んで頂けました。この事例は私にとってとても収穫の多いものでした。
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by hiroshi_kenmochi | 2006-05-03 10:00 | 近況